メタバースECの事例とメリットデメリット

Author
Remoword Inc.
昨今ではメタバースの注目度が集まっており、ビジネスやショッピングにも導入が予想されています。
とくにショッピングにおいては、メタバースECとして、実際に行っている店舗もあるほどです。
そこで今回は、メタバースECについて解説します。
従来のECで良いと考えている企業もあるかもしれませんが、今後ショップを運営していくのであれば、メタバースECに対する知識は必要です。
ぜひ今回の記事を活かして、今後の運営に活かしてください。
メタバースECとは
メタバースECは、名前のとおり、メタバース上で電子商取引(EC)を行うサービスです。
電子商取引というと難しく感じますが、一般的には「ネットショッピング」や「オンラインショッピング」の意味で使われています。
つまり「ネット上でショッピングをする」という意味では、従来のECもメタバースも変わりはありません。
ただし、メタバース上では、リアルな空間と同じように「体験」できる点があります。
そのため、ただネットショップで商品を購入するのではなく、現実で店舗をまわって商品を購入できるような感覚で、買い物できるのです。
メタバースECとバーチャルショップの違い
メタバースECとバーチャルショップは、とても似ているものです。
しかし、「空間」が異なります。
メタバースECは、メタバース上の店舗にあるので、空間を自由に作れます。
対して、バーチャルショップは、CGではなく3D画像として取り込まれた空間になるため、自由な空間は作れません。
「いずれもインターネット上で自由に見回って買い物ができる」といった点は同じですが、作り自体に違いがあるのです。
ただし、CGで作られたメタバースECにおいても、「バーチャルショップ」と同義語として呼ばれるケースもあります。
メタバースECのメリット
メタバースECには、大きなメリットとして4つがあります。
・新規顧客を獲得しやすい
・CVRを高めやすい
・ブランドイメージを構築しやすい
・固定費を抑えられる
いずれも、メタバース上で完結できる点に繋がっています。
メタバースECは、店舗設計から従業員との会話、購入までがすべてメタバース上で完結します。
そのため、CVRや新規獲得のアップ、費用の削減効果につながるのです。
メタバースECのデメリット
メタバースECのデメリットとして、以下の2点があります。
・デバイスによって処理速度が左右される
・買いたいものが決まっている場合は既存ECサイトが使いやすい
デバイスの通信が遅い場合は、メタバース上での処理速度が遅くなってしまうため、使いにくさを感じられてしまいます。
また、メタバースECは、現実と同じように、歩きながら欲しい物を探すタイプのショッピングです。
そのため、買いたい商品が決まっている場合は、既存のECサイトの方がスムーズに購入できてしまいます。
上記をまとめると「必ずしもメタバースECが喜ばれるわけではない」というわけではないのです。
メタバースECの事例2社
メタバースECの事例として、大手2つを紹介します。
・コクヨ
・三越伊勢丹
それぞれの企業がどのようにメタバースECを活用しているのかを理解して、ぜひ自社にも取り入れてみてはいかがでしょうか。
コクヨ
文房具を取り扱う「コクヨ株式会社」では、メタバースモールアプリ「メタバ」内で「KOKUYOショップ」をスタートさせました。
店内では、店舗を自由に移動できる上に、コクヨの商品ラインナップも見れます。
もちろん、気になった商品は、そのままECサイト上で購入可能です。
音声会話やテキストチャットも可能となっており、実店舗に近い接客で、新しい形の文房具販売を展開しています。
三越伊勢丹
三越伊勢丹ではスマホ向けの仮想都市空間「REV WORLD」にショップをオープンしています。
アバターでは、新宿伊勢丹を模した店内を、自由に動き回ることが可能。
本物のデパートのように、デパ地下からファッション、ギフトなどの購入が可能です。
スマホで手軽に体験できる敷居の低さや使いやすさからも、人気の高いメタバースECとなっています。
世の中のショッピングの形が変わる
メタバースECによって、消費者の購買行動は今後大きく変わっていくと予想できます。
商品の購入方法は、実店舗、通販、インターネットと、これまでも大きく変化を遂げていました。
そのいずれも、主流の方法となっているので、メタバースECにおいても主流となっていくのではないでしょうか。
また、メタバースECを展開しているショップはまだ少ないため、早い段階で構築した方が、注目されやすい傾向にあります。
そのため、BtoCの企業は、ぜひ早い段階でメタバースECを構築してみてはいかがでしょうか。
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